スポンサーサイト
--/--/--(--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事のURL | スポンサー広告 | ▲ top
エステバンの事件簿 ~怪盗フォティダス編 第126回~
2013/01/28(Mon)
 淡い碧色の扉をくぐると、そこはほの暗い巨大な空洞だった。そこかしこに、コバルトブルーの色をした不思議な光がぼうっと浮かび上がっている。フォティダスが後ろ手に扉を閉ざすと、外の雨音はまったく聞こえなくなった。
この記事のURL | 怪盗フォティダス編 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
エステバンの事件簿 ~怪盗フォティダス編 第125回~
2012/12/29(Sat)
 銀色の奔流。おだやかな大河のごとき、光に包まれた巨大な流れ。辺りは一面、銀色の光に埋め尽くされ、他には何も見えなかった。音はまったく聞こえない。生命の気配もない。流れは時に渦を巻きながら果てしなく続くかのようであった。その無限とも思える光の中、フォティダスはただ一人、そこに在った。
この記事のURL | 怪盗フォティダス編 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
エステバンの事件簿 ~怪盗フォティダス編 第124回~
2012/11/23(Fri)
風はまったく吹いていなかった。フォティダス達がたどり着いた小島に砂浜と呼べるものは無く、岩壁が周囲を取り囲んでいた。岩壁が低くなっている箇所にボートを寄せ、仲間たちは壁をよじ登ってどうにか上陸していく。先に登り切った者は後から来た者に手を貸し全員が無事に上陸を終えると、皆は眼前に広がる島の様子に息を呑んだ。
ごつごつとした黒い岩肌は島の中心にそびえる小高い山の頂上へ向かって伸びている。周囲が濃い霧に包まれているのは相変わらずだ。動物はおろか、樹木すら一本も見当たらない。岩にこびりついた苔類がところどころに見られる程度だ。この霧によって水分を補給し生き延びているのだろう。
「…気味の悪い景色だな。まるで地獄の入り口だぜ。」
HRRが肩をすくめて呟いた。
この記事のURL | 怪盗フォティダス編 | CM(2) | TB(0) | ▲ top
エステバンの事件簿 ~怪盗フォティダス編 第123回~
2012/09/05(Wed)
 洋上を時折、冷たい風が強く吹き抜けていく。重く垂れ込めた曇天の下、フォティダス達の艦隊はすでにジブラルタル海峡を東へ抜け、バレアレス諸島へ向けて順調に航海を続けていた。
この記事のURL | 怪盗フォティダス編 | CM(2) | TB(0) | ▲ top
エステバンの事件簿 ~怪盗フォティダス編 第122回~
2012/09/01(Sat)
 時折、冷たい北風が吹きぬけていく。既に陽はとっぷりと暮れ、セビリアの街頭には明かりもまばらだった。冷たく無機質な石造りの建物の群れが、通りを歩いていく十人ほどの人影を見下ろしているかのようだった。
この記事のURL | 怪盗フォティダス編 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
| メイン | 次ページ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。